こんな社名ですが、かわうそ商会は“人間”を撮る映像プロダクションです。

で、どんなふうに人間を撮ろうとしているかというと
おかしいのに切ないとか、切ないのにたくましいとか、たくましいのに細やかだとか、いないのにいるとか 小難しく言うと、人間を重層的にとらえたいなということです。
時々、人間以外の動物とか、妖怪も撮ったりしますが…

「かわうそって、“可愛い嘘”をつくっていう意味？」と尋ねた人がいます。
ムム、それも、ちょっと魅力的ですよね…

『かわうそのいた夏』というタイトルのシナリオがあります。
親方の正岡が、新藤兼人監督の下で修行していた時に書いたものです。
新藤監督はそのシナリオを読み、「面白いね、映画化すればいいじゃないか」と言ってしまいました。
その言葉を真に受けた正岡は映画の実現に向けて東奔西走しましたが、資金が集まらず結局は頓挫しました。
時は流れ、主にドキュメンタリー番組を作るディレクターになっていた正岡が会社を設立することになりました。
社名をどうするか？
その時、このシナリオのことを思い出したのです。
映画化実現のために希望に燃えて走りまわった日々、刀折れ矢尽きて断念せざるを得なかった時の悔しさ。
どちらも忘れないでおこうと思いました。
そして、いずれ会社が軌道にのったら、『かわうそのいた夏』映画化実現に向けて、
もう一度動きたいと考えました。
それを決して忘れないために、屋号に“かわうそ”を使うことにしたのです。

会社名	有限会社 かわうそ商会
所在地	〒151-0063
	東京都渋谷区富ヶ谷1-44-4 代々木いずみマンション201
連絡先	Tel：03-3469-2077
	fax：03-3469-2078
代表取締役	正岡 裕之
設立年月日	2006年2月
事業内容	テレビ番組・映画など 映像の企画・制作
資本金	500万
主要取引先	日本放送協会　ＷＯＷＯＷ　衛星劇場　NHKエンタープライズ　NHKエデュケーショナル　NHKプラネット　海プロダクション